新領域創成科学研究科では、学生や研究者の交流、共同研究活動を促進するために海外の大学との間に、国際学術交流協定や授業料相互不徴収の学生交流覚書を結んでいます。学生交流覚書の制度を使って交換留学をする場合には、1)休学する必要がなく基準修業年限での修了が可能、2)お互いの指導教員の了解があれば単位互換が可能、3)留学中も東京大学へ授業料を支払う必要があるが留学先の大学の授業料支払いは免除等のメリットがあります。留学可能期間は最大で 1 年間(2 セメスター)ですが、半年間(1 セメスター)の留学をしている方もいます。なお、授業料以外の、宿舎費、生活費、保険料や渡航費等などは全て自己負担となります。2013 年 3 月時点で本専攻の学生が応募可能な協定校は以下のリストを含む 33 校となります。詳 細 は、新 領 域 創 成科 学 研 究 科 国 際 交 流 室 のウェブサ イト(http://www.ilo.k.u-tokyo.ac.jp)をご覧ください。
私は研究科の交換留学制度を利用し、チューリッヒ連邦工科大学での留学を経験しました。学部生の時には、様々な理由で踏み切れなかった留学ですが、専攻の先生方から「苦労する経験は必ず力になるから」と快く後押しして頂き、実現することができました。留学先では、通常の授業だけでなく、セミナー形式やグループワーク形式の授業を履修していました。多くの挫折と苦労がありましたが、異国の地で、世界中から集まる優秀な学生達と肩を並べて学習するのは刺激的で、私の人生感を変える一年間でした。実現したいという熱意さえあれば、どんなことにも挑戦できる専攻の環境、そしてそれを応援し後押しをしてくれる専攻の先生に感謝しています。