東日本大震災において宮城県で最も被災率が高かった女川町。今では、公民連携を超えた「四輪駆動のまちづくり」で、まちづくりの最先端事例とまで言われるようになりました。女川町の歴史や震災後の特徴を踏まえながら、どのように住民はオーナーシップを高め、行政・議会・産業界・住民(よそ者も含む)が連携し、ヒト・モノ・カネを集めながら、コレクティブインパクトを発揮するまちづくりを行ってきたのか。そもそも、地域における社会的インパクトとは何なのか。アウトサイダーとして女川町に入り、多様な立場からまちづくり事業の企画・推進に携わってきた視点から、「地域で社会的インパクトを出すために重要と感じていることや課題感」、「アウトサイダーとして地域で活動する難しさやアウトサイダーだからこそ創造できる価値とは何か」について、お話させて頂きます。途上国の様々な地域研究・プロジェクトに携わる皆様に通じるところもあるのではと思います。
※四輪駆動のまちづくり:女川町では行政・議会・産業界・住民が連携したまちづくりを行ってきました。