東京大学大学院 新領域創成科学研究科 国際協力学専攻

第43回国際協力セミナー「アウトサイダーとして、地域で社会的インパクトを出すために〜宮城県女川町での住民のオーナーシップ醸成とコレクティブインパクトの実践・課題〜」


日時:2023年10月26日(木)14:00 ~ 15:00
場所:環境棟7階講義室
講演者:小松洋介
使用言語:日本語
講演タイトル:アウトサイダーとして、地域で社会的インパクトを出すために〜宮城県女川町での住民のオーナーシップ醸成とコレクティブインパクトの実践・課題〜

 

講演概要:

東日本大震災において宮城県で最も被災率が高かった女川町。今では、公民連携を超えた「四輪駆動のまちづくり」で、まちづくりの最先端事例とまで言われるようになりました。女川町の歴史や震災後の特徴を踏まえながら、どのように住民はオーナーシップを高め、行政・議会・産業界・住民(よそ者も含む)が連携し、ヒト・モノ・カネを集めながら、コレクティブインパクトを発揮するまちづくりを行ってきたのか。そもそも、地域における社会的インパクトとは何なのか。アウトサイダーとして女川町に入り、多様な立場からまちづくり事業の企画・推進に携わってきた視点から、「地域で社会的インパクトを出すために重要と感じていることや課題感」、「アウトサイダーとして地域で活動する難しさやアウトサイダーだからこそ創造できる価値とは何か」について、お話させて頂きます。途上国の様々な地域研究・プロジェクトに携わる皆様に通じるところもあるのではと思います。
※四輪駆動のまちづくり:女川町では行政・議会・産業界・住民が連携したまちづくりを行ってきました。
 

講演者略歴:
株式会社リクルートを経て、2011年女川町の復興連絡協議会戦略室に入室。その後、女川町商工会のまちづくり担当をしながら特定非営利法人アスヘノキボウを立ち上げ、代表理事就任、多様な立場から女川町のまちづくりに携わる。同代表理事を退任後、202211月一般社団法人VENTURE FOR JAPANを設立、代表理事就任。

 

アスヘノキボウ HPhttps://asuenokibou.jp/

 

VENTURE FOR JAPAN HP
サービスサイト:https://ventureforjapan.or.jp/