東京大学大学院 新領域創成科学研究科 国際協力学専攻

額定其労

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額定其労(准教授)
環境・気候正義研究分野
キーワード:環境正義、気候正義、動物法制史、環境法制史
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  プロフィール

2013年 京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了(法学博士)
2013年-2016年 京都大学白眉センター特定助教
2013年-2014年 オックスフォード大学法社会学研究センター客員研究員
2015年-2016年 ハーバード大学イェンチン研究所客員研究員
2016年- 現在 東京大学東洋文化研究所准教授

  最近の研究テーマ

  • アジアにおける環境正義

  • 気候正義の規範的・実証的研究

  • 日本における気候訴訟

  • 動物植民地化と自然環境

  • 帝国支配下の狩猟と法

  主な研究業績

  • Chuluu, K.E. (2022) Environmental Justice in Asia. In: The Palgrave Handbook of Global Sustainability. Palgrave Macmillan, Cham, pp. 1-13.

  • Chuluu, K.E. (2021) The Tongpo Case: Indigenous Institutions and Environmental Justice in China. Critical Asian Studies, 53(1): 109-125.

  研究内容

環境正義は、人間は誰もが人種や身分、貧富などにかかわらず、安全な環境の中で暮らせることを提唱する。1980年代のアメリカの環境運動の過程で生まれた同概念は、1990 年代にはアジアにも広がるようになった。環境正義はローカルな事例に適用されるのが一般的であるが、国境を超える環境不公正にも応用することができる。一方の気候正義は、環境正義を基に2000年代に生まれたアイデアであり、気候変動による負担を各国ないし各団体間で公正に分配することを主張する。環境正義と気候正義に関し、具体的に以下のような研究テーマに関心を持っている。
●アジアにおける環境正義の事例研究
●気候正義の規範的・実証的検討
●日本における気候訴訟の実態
●動物植民地化と自然環境