本書は、農林水産業の持続的発展のためには経済学的な視点が不可欠であることを解説すると同時に、農業・漁業・林業で起きている諸問題とその理論的背景を包括的にまとめた教科書です。本書の対象は、農林水産分野に関心を持つ経済学、経営学または教養部の大学1～2回生、および資源・環境分野でのビジネス展開を考えているビジネスパーソンであるため、通常のテキスト以上にわかりやすい記述を心掛けています。読者は、本書を通して読むことで、経済学的な分析方法を習得するとともに、多面的な視点から農林水産分野で起きている事象を理解する力を学び取ることができます。

観山助教は第2章「農業直接支払い」の執筆を担当しました。この章では、農業政策における直接支払いの位置づけ、欧米各国と日本の農政との比較、直接支払いと関税政策に関する理論的背景と、日本における農業直接支払いの実施について解説されています。
近年、メディアで注目されている農産物貿易政策の転換や農業補助金の各国比較が実際のデータと経済学的理論に基づいて解説されているため、時事ニュースのより深い理解に役立つ内容となっています。

出版社のサイト：
http://www.biz-book.jp/%E8%BE%B2%E6%9E%…/…/978-4-502-14591-9

Amazon:
http://www.amazon.co.jp/%E8%BE%B2%E6%9E%97%E6%…/…/4502145912