東京大学大学院 新領域創成科学研究科 国際協力学専攻

吉田貢士

index_img_16
吉田貢士(教授)
農業環境学分野
キーワード:水利用と水質環境、食料生産と土地利用、洪水と渇水
研究室ウェブサイト


  プロフィール

2003年 東京大学大学院 農学生命科学研究科 博士課程修了
2003年-2005年 科学技術振興機構 CREST研究員(農村工学研究所)
2005年-2008年 東京大学大学院 農学生命科学研究科 講師
2009年-2020年 茨城大学 農学部 地域総合農学科 准教授
2020年 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 准教授
2022年より 同教授

  最近の研究テーマ

  • アジアモンスーン地域における食糧生産と気候変動予測

  • 農業主体流域における水資源・水利用・水質環境評価

  • 水田・畑地の多面的機能評価と水・熱・栄養塩動態の把握

  主な研究業績

  • 吉田貢士,熱帯湿地における排水路水位の制御に伴うCO2 放出量および火災リスクの低減効果,土木学会論文集B1(水工学)75(2),2019

  • 寺家谷勇希・吉田貢士,タイ東北部農業主体地域を対象とした水資源・窒素負荷量推定モデルの構築,農業農村工学会論文集,87(2),2019

  • 吉田貢士,東北タイにおける気候変動適応策としての天候インデックス保険の可能性,土木学会論文集G(環境)25,2017

  教育方針

学生に”新たな気づき”や”問題解決への道筋”を学修するための機会・場を提供したい。そのために、自らもこれまでの研究対象にとらわれず積極的に新たな課題に挑戦したいと思います。

  研究内容

20世紀において人間活動は大きく飛躍しました。特に、人口の増加により、水や食糧需要・肥料投入量・汚濁排水量が増大しました。現在、人間が利用している水資源の70%は農業生産に使用されています。そして、人間活動に起因した栄養塩負荷の増大に伴い、地表水の富栄養化が進行し有害な藻類の発生や水中の酸素欠乏などが起きています。加えて、IPCCによる食糧生産システムに対する気候変動予測によれば、熱帯地域では気温が1~2℃上昇すると農業の生産性が低下し飢餓リスクが高まるとされます。このような問題を緩和するために、土壌―水―植物モデルによる渇水評価ツールや作物生育・地下水モニタリング技術、環境適応型農法の開発など、環境と調和した農業生産システムへのシフトが重要な課題となっています。