東京大学大学院 新領域創成科学研究科 国際協力学専攻

石渡幹夫

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石渡幹夫(客員教授)
国際環境協力学分野
キーワード:災害復興、気候変動適応
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  プロフィール

1988年東京大学大学院工学系研究科都市工学修士課程を修了し、国土交通省入省。浜田河川国道工事事務所長、河川計画課企画専門官、アジア開発銀行都市開発専門官、世界銀行上席防災管理官等を歴任。2005年より国際協力機構国際協力専門員(防災・水資源管理)。国際協力学博士。2018年4月より現職。

  最近の研究テーマ

  • 防災投資の推計と資金調達

  • ジェンダー多様性の視点からの災害復興

  • 洪水対策ガバナンス

  • 防災集団移転

  主な研究業績

  • (著書)『日本の防災、世界の災害』(鹿島出版会、2016年)

  研究内容

環境、災害、貧困といった開発課題は相互に関連しあう。災害対策や環境管理を進めることで、レジリエントで、貧困層など多様なグループを包摂し、持続可能な、質の高い成長を実現することが可能となる。以下のようなテーマにおいて援助手法の研究や政策提言に取り組んでいる:(i)ジェンダーや多様性を踏まえた復興、(ii)災害や気候変動による移住、(iii)防災投資メカニズムの構築

  学生からのメッセージ

石渡研究室は 2020年から始まった新しい研究室です。私は在日ロヒンギャ難民の事例を取り上げ、無国籍者の実態の分析を行っております。無国籍者が日本で生活する上でどのような困難に直面し、どのようにそれを解決していったのかを明らかにしています。石渡研究室では、それぞれの学生が興味や関心があるテーマについて研究しており、研究手法も様々なものを用いております。石渡先生はいつもとても優しく、私たち学生に寄り添ってご指導してくださいます。いつも先生から頂いた様々な視点からのご助言は大変勉強になり、刺激にもなるものです。少人数だからこそ一人ひとりがたくさん時間を使い、細かいところまでじっくりディスカッションすることができる魅力的な研究室です。(2021年度修士課程修了)